このたび、オランダ経済・気候政策省 企業誘致局（NFIA）は、11月19日(木)に、近年エコシステムの構築が急速に進むオランダ・ライフサイエンス分野において、特に先進的取り組みが顕著な再生医療をテーマにWebセミナーを開催いたします。下記プログラムをご参照の上、ぜひご参加をお願いいたします。
Webセミナー概要
【ご案内】
オランダは、世界トップレベルの研究機関、高い教育を受けた労働力、優れた官民連携パートナーシップとイノベーションのサポート体制、さらに優位な欧州の中心的立地により、欧州研究開発イノベーションの戦略的拠点として理想的な場所といえます。
また、2019年の欧州医薬品庁（EMA）の英国からの移転、来年2021年にはヨーロッパ最大規模の幹細胞・遺伝子治療施設”NECSTGEN”がライデンに開設予定にあり、近年オランダ・ライフサイエンス分野のエコシステム構築が急速に進んでいます。
本Webセミナーでは、特にオランダの先進的取り組みが顕著な再生医療分野に焦点をあて、「Organs-on-a-chip」および、近年の最も革新的な技術のひとつとされる「オルガノイド技術」とその技術開発の加速を促す日本とオランダの共同研究事例について、研究開発に携わる専門家より最新動向を紹介します。
今後、更なる再生医療分野の拡大が期待されているなか、すでに各種業界からの参入も進んでいます。このWebセミナーが、皆様にとり、今後の研究開発を促進するための足掛かりとなりましたら幸いです。
【開催概要】
日 時 ： 11月 19日（木曜日）16:00 ～ 17:30（受付開始 15:50）
配信方法： Zoom （https://zoom.us/）
費 用 ： 無料 （要事前登録）
定 員 ： 500名（先着順） ※定員に達し次第募集を終了しますので、お早めのお申込みをお勧めいたします
主 催 ： オランダ経済・気候政策省 企業誘致局 （https://japan.investinholland.com/）
協 力 ： リンカーズ株式会社 （https://corp.linkers.net/）
【同時通訳について】
本Webセミナーは日・英の2か国語講演となります。
Zoom通訳機能の説明は以下からダウンロードいただけます。
詳細資料 ⇒ https://go.linkers.net/webinar_manual
タイムテーブル
【ご挨拶】
駐日オランダ王国大使館 ペーター・ファン・デル・フリート大使
オランダ経済・気候政策省 企業誘致局 駐日代表 ヨルン・ボクホベン
【オープニング】
「オランダ 再生医療のインフラ概況」
オランダ経済・気候政策省 企業誘致局本局 プロジェクトマネージャー マーリット・フィンク
【講演①】
「幹細胞を使用したOrgan-on-Chipの開発及び細胞治療・遺伝子治療における役割」
ライデン大学医療センター 発生生物学 教授 クリスティネ・マメリー氏
【講演②】
「オルガノイド技術の進歩とそのグローバル・アクセシビリティ」
ヒューブレヒト研究所（HUB) CEO ロバート・フリース氏
【講演③】
「"Advanced Robotics”によるバイオメディカル領域技術開発の加速に向けた日蘭共同研究」
ヤマハ発動機株式会社 先進技術本部 NV事業統括部 MDB部長 引地 裕一氏
【Q&A】
質疑応答
登壇者紹介
ペーター・ファン・デル・フリート（Peter van der Vliet）大使
駐日オランダ王国大使館
エラスムス大学、政治学・国際関係学修士。1990年オランダ外務省入省。入省後は、外務省安全保障政策局事務官、在ヨルダン オランダ王国大使館 全権公使を務めた後、在ハーグの国連機関で要職に就く。2011年から2015年まで、在ニューヨーク国連オランダ政府代表部 次席代表兼発展途上・人道人権部部長を務める。2015年、在ハーグオランダ外務省 国際機関・人権局局長および持続可能な開発目標担当大使の職を経て、2019年8月から現職。
ヨルン・ボクホベン（Jeroen Bokhoven）
オランダ経済・気候政策省 企業誘致局（NFIA）
駐日代表
1970 年、オランダ・スヒーダム生まれ。ライデン大学卒。大阪大学（日本文学）博士号取得。10年間グローバル企業の日本支社でセールスサポート責任者を経て、2015年よりNFIA大阪で勤務。以来、西日本の日本企業のオランダ進出や事業展開をサポート。2018年9月より現職。
マーリット・フィンク（Marit Vink）
オランダ経済・気候政策省 企業誘致局 本局
プロジェクトマネージャー
Invest in Holland-Life Sciences＆Healthチームのプロジェクトマネージャー。主に、海外へ向けてオランダ・ライフサイエンス＆ヘルス分野の促進活動及び、オランダへの進出を計画している外国企業の支援を担当。 ユトレヒト大学で再生医療分野におけるサイエンスとビジネスを専攻。オランダのライフサエンス＆ヘルスのエコシステムを強化し、患者の健康を改善する革新的な再生医療企業を支援することに注力している。
クリスティネ・マメリー（Christine Mummery）氏
ライデン大学医療センター（Leiden University Medical Center）
発生生物学 教授
ロンドン大学、生物物理学博士号。2007年までヒューブレヒト研究所のグループリーダーおよび発生生物学の教授。ハーバード幹細胞研究所でのサバティカルの後、ヒト人工多能性幹細胞をオランダに紹介。 2008年にオランダのライデン大学医療センター（LUMC)で発生生物学の責任者に就き、2015年にはトゥエンテ大学の客員教授。 2010年はLUMCのスピンアウトとしてNacardia bvを共同設立。現在の研究は、患者の幹細胞を使用した心血管疾患のモデル化と、安全性薬理学および潜在的な疾患と創薬ターゲットのための複数の臓器のOrgan-on-chipモデルの開発。オランダ科学研究機構（NWO）および欧州研究会議などから助成を受ける。European Organ on Chip SocietyとNetherlands Human Disease Modeling Technology（hDMT.technology）の共同設立者。オランダ王立科学アカデミー（KNAW）の会員で、現在は国際幹細胞研究学会（ISSCR）の会長を務める。また、ヒューブレヒト研究所やザルトリウス社を含むいくつかの科学諮問委員会に所属。
ロバート・フリース（Robert Vries）氏
ヒューブレヒト研究所（Hubrecht Organoid Technology：HUB）
CEO
発癌性形質転換の分子研究において、ライデン大学医療センターから生化学の博士号を取得。 スタンフォード大学（米国）にて、神経幹細胞研究のポスドク後、オランダ ヒューブレヒト研究所のハンス・クレバース教授のグループで成体幹細胞の研究に従事。成体幹細胞の増殖を可能にする画期的技術の開発に関与し、現在のオルガノイドという用語の定義に新しい時代を引き起こした最初の腸「ミニオルガン」開発に寄与。 この画期的なイノベーションは、現在CEOを務める非営利企業「Hubrecht Organoid Technology(HUB)」の基盤となる。
引地 裕一（Yuichi Hikichi）氏
ヤマハ発動機株式会社(YAMAHA MOTOR CO., LTD.)
先進技術本部 NV事業統括部 MDB部長
京都大学理学部修士課程修了。筑波大学（医学）博士。武田薬品入社後、遺伝子工学技術を用いた微生物発酵技術開発をリード。また、ヒトゲノム、トランスクリプトーム技術を駆使した新規創薬標的の探索により、複数のプロジェクトを立ち上げた。2010年よりオンコロジーDDU（Drug Discovery Unit）の生物部門責任者としてグローバル研究体制に貢献。シンバイオ製薬にてパイプライン探索評価、臨床開発（前臨床担当）に従事後、2017年よりヤマハ発動機にて現職。
お申込み
以下よりお申込みください。
【講演内容に関するご質問】
オランダ経済・気候政策省 企業誘致局 黒子（contact-us@nfia-japan.com）
【お申込みに関するご質問】
リンカーズ株式会社 事務局担当 志村（takuto.shimura@linkers.net）
